日程 | 2017/11/18(土) |
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会場 |
中央大学 後楽園キャンパス 6号館 4階 6418教室 〒112-8551 東京都文京区春日1丁目13−27 |
- 備考
- 参加費: 会員(500円)、非会員(500円)、学部学生・院生(500円)
講演会終了後、中央大学後楽園キャンパス3号館1階において、講演者を囲んでコーヒーとサンドイッチを楽しむ会を開催(16:10~)
講演1(13:50-15:20)
甘利康文
『世間学の視座から見た組織内不正・事故抑制手法について ~日本の実社会でトラブルの要因となる「世間」に関するおはなし~』
日本において、人々が絡んで発生する様々な事件や事故などの様々な事象の遠因となっている存在である「世間」について、「世間学」の定説を紹介しながら概説します。
日本人は、自らの行動の多くを「世間」にコントロールされています。しかし、それに気がついている日本人は多くはありません。「世間」の知識は、そこで日々活動し、生活している日本人すべてが知っていて損はない知識です。「世間」の何たるかを知ることで、私たちの周りで起こる様々な出来事に、よりうまく対応することができるようになるのではないかと考えています。
また、お話しの最初に、防犯に限らない「広い意味でのセキュリティ」とは何かについてその概要を紹介し、それを実現する方法論についても簡単に説明させて頂きます。
プロフィール:
1984年慶應義塾大学卒業,1986年同修士課程修了。1987年セコム(株)IS研究所入社。1990~91年米国マサチューセッツ工科大学客員研究員。現在、セコム(株)IS研究所リスクマネジメントグループ・グループリーダーとして実体を持たない存在である「セキュリティ」「安心」「サービス」そのものを対象にそれを体系化するための研究、また、組織で働く人間が関係する事故に関する研究、セキュリティ啓発・研修等に従事。筑波大学大学院リスク工学専攻課程非常勤講師, NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)・組織で働く人間が引き起こす不正・事故対応WGリーダー。これまで,(独)情報処理推進機構(IPA)・組織における内部不正防止ガイドライン作成委員会委員、中央教育審議会(文部科学省) スポーツ・青少年分科会 学校安全部会 委員、学習塾に通う子供の安全対策推進委員会(経済産業省)委員、「安心・安全な社会の実現に向けた情報通信技術のあり方」に関する調査研究会、子供・高齢者の安心・安全WG(総務省)委員等歴任。2006年 リスクコンサルタントオブザイヤー2005受賞。
著書に「内部不正対策14の論点」インプレスR&D (共著) 2015年、「危機管理方法論とその応用」 シーエムシー出版(共著) 2013年、「ビルマネジメントの新しい知識 リスクとセキュリティを考える」技術書院 2007年他、関わった一般向け「セキュリティ啓発」書籍多数。現在、勤務先ウェブサイトにて、一般を対象とした「安全・安心に関するコラム」を連載中。
司会:豊田愛祥(日本交渉学会理事、光和総合法律事務所、弁護士)
会場アクセス
中央大学 後楽園キャンパス
〒112-8551 東京都文京区春日1丁目13−27
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都営三田線・大江戸線『春日駅』から徒歩7分
JR総武線『水道橋駅』から徒歩15分